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複数店舗のMEOをまとめて運用する方法|本部・拠点・スタッフの役割分担5原則
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いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。
多店舗を運営されている事業者の方とお話していると、MEOの話になったときに、決まって似たようなお悩みが出てきます。
「店舗ごとに運用品質がバラバラで、なかなか統一できない」「本部で全部やろうとしたら詰まってしまった」「結局、お店ごとに別物のブランドに見えている」──。
正直に言うと、これは設計上、起きるべくして起きている問題だと、私の中では捉えています。
多店舗MEOは、根性で乗り切れる領域ではありません。本部・店舗・スタッフの役割分担を、最初に「層」として設計しないと、必ずどこかで歪んでいくんですね。
今回は、多店舗のMEOをまとめて運用するための、本部・拠点・スタッフの役割分担の考え方を、5つの原則として整理してお伝えします。
多店舗MEOで起きる「典型的な失敗」

多店舗を運営する事業者で、MEOがうまく回っていないケースには、共通の典型パターンがあります。
店舗ごとに運用バラバラ
店舗1は活発に投稿しているけれど、店舗2は3ヶ月以上更新ゼロ。本部からの統一ガイドラインがなく、店長次第で運用品質に大きな差が出ている状態です。
本部が全部やろうとして詰まる
本部が全店舗のGBPを一括管理しようとして、結局、誰も投稿できなくなってしまう。本部1〜2名で20店舗のGBPは、現実的に回らないんですね。
ブランドが店舗ごとに違って見える
店舗1の写真は明るく爽やか、店舗2の写真は暗くて雑然、店舗3は写真がほぼなし──これだと「同じブランド」とは認識されません。
本部と現場の役割を「層」で分ける
多店舗MEOを回すには、まず本部・店舗・スタッフの3層で役割を整理していく必要があります。
それぞれが「何を担当するか」を明確化することが、運用の安定の出発点なんですね。
本部の役割
- ブランドガイドライン(写真トンマナ・投稿テーマ)の策定
- 共通テンプレート(投稿フォーマット・返信文例)の用意
- 月次の順位モニタリングと改善方針の指示
- 新メニュー・キャンペーン情報の一括配信
店舗(店長層)の役割
- 自店舗のGBP基本情報の正確性チェック
- 月2〜4本の投稿運用
- 口コミへの一次返信
- 自店舗の写真の追加・更新
スタッフの役割
- 日常業務の中で撮影できる写真・動画素材を提供
- お客様への口コミ依頼カード渡し
- ネガティブ口コミがあれば店長に即報告
「本部が全部」でも「店長が全部」でもなくて、3層で分担すると運用が破綻しないのがコツだと、私の中では位置づけています。
投稿ガイドラインを「写真1枚・テンプレ3本」まで揃える

多店舗運用で投稿が止まる最大の原因は、「何を書けばいいのかわからない」だと感じています。
本部側で、具体的なテンプレートを準備するのが、続く運用の必須要件なんですね。
本部が用意すべきもの
- 投稿テーマの月次カレンダー(季節・キャンペーン)
- 写真トンマナの参考画像セット(明るさ・構図の例)
- 投稿テキストのテンプレ3〜5本(穴埋めできる形式)
- 口コミ返信文のパターン集(ポジ・ニュートラル・ネガ)
これを月初に本部から店舗に配るだけで、店長層の「何を書く?」という悩みが、消えていきます。
投稿が止まらなくなる仕組み、と言ってもいいかもしれません。
NAP情報を本部で一括管理する
多店舗MEOで地味だけど重要なのが、NAP情報(店舗名・住所・電話番号)の表記統一です。
これがバラバラだと、Googleが店舗を別物として認識する可能性があるんですね。
NAP統一の運用方法
- 本部側でマスターExcel(全店舗のNAP一覧)を持つ
- GBP・自社サイト・グルメサイト・SNSすべての表記をマスター準拠
- 住所表記・店舗名表記の揺れを排除(「(株)」と「株式会社」の混在NG)
- 店舗情報変更時は、本部主導で全媒体を一括更新
「店舗ごとに勝手に変えられる」状態だと、半年でNAPが大荒れになります。
本部のマスター管理は、地味ですが必須の機能だと、私の中では捉えています。
写真の「ブランドトンマナ」を本部で統一

多店舗チェーンで一番気を抜かれがちなのが、写真のトンマナです。
店舗ごとに「明るい写真」「暗い写真」「逆光の写真」が並ぶと、ブランドの一貫性が、ガラガラと崩壊していきます。
写真ガイドラインの最低項目
- 明るさのトーン(明るめ・自然光重視・暖色系など)
- 構図のルール(水平垂直、被写体の置き方)
- 避けるべき構図(雑然・暗い・人がブレている等)
- 写真の更新タイミング(月1回以上)
- NGの撮影(個人情報写り込み・他社製品の映り込み)
「写真OKサンプル20枚」と「写真NGサンプル10枚」を本部から配るだけで、各店舗のクオリティはぐっと安定します。
言葉だけのガイドラインより、サンプル写真が圧倒的に効くというのが、現場の実感です。
月次レポートと改善ミーティングを本部主導で回す
多店舗MEOで「やりっぱなし」になりがちなのが、効果測定です。
本部主導で月次の数字を集約し、各店舗にフィードバックする仕組みが必要だと、私は考えています。
月次レポートに入れる数字
- 狙うキーワードでの順位(各店舗エリア別)
- GBPの表示回数・電話タップ数・ルート検索数
- 口コミ件数・新規追加数・平均評価
- 投稿数・写真追加数
- 競合店舗との順位差
改善ミーティングの運用
本部主導で月1回、全店舗参加のオンラインミーティングを実施。順位が伸びている店舗の成功要因をシェアし、伸び悩んでいる店舗にはアドバイス。「他店舗の成功を取り込める」のが多店舗の最大の強みだと、私の中では位置づけています。
多店舗MEOで使えるツール
多店舗を効率的に管理するために、便利なツールも紹介しておきます。
主要ツール
- Googleビジネスプロフィール 管理(一括管理機能):100店舗以上の一括管理に対応
- MEOチェキ・GMOロケコネクトなどMEO順位計測ツール:複数キーワード×複数エリアの順位を一括チェック
- Spreadsheet ベースのレポートテンプレ:店舗ごとの数字を一覧で見られる形式
ツールを使うかどうかは、店舗規模次第ですが、5店舗を超えるあたりから本格導入を検討した方が、本部の負担は格段に下がります。
多店舗MEOを外注するときの判断
本部の人員が薄い、専任を採用するコストがない場合は、月額制マーケへの外注も選択肢になります。
外注に向くケース
- 本部にMEO担当を専任で置けない
- 店舗数が5〜30程度で、ツール導入のコストに見合わない
- ブランドガイドラインを外部の視点で組み立てたい
- 本部リソースを別の戦略業務に集中させたい
外注する場合は、「店舗ごとの個性」を残しつつ「ブランドの一貫性」を維持できる事業者を選ぶのがコツです。
雑に運用代行をする会社さんだと、結局のところ多店舗の魅力が、均質化されて消えてしまうんですね。
まとめ|多店舗MEOは「本部のガイドライン」が9割
多店舗MEOがうまくいくかどうかは、本部のガイドラインと役割分担で9割が決まる、と私は感じています。
本部が方針とテンプレを提供する。
店舗が現場の更新を担う。
スタッフが日常素材を提供する。
この3層が機能する仕組みを作れば、店舗数が増えても運用品質が崩れません。
この3層が機能する仕組みを作ること。それが、結局のところ多店舗MEOの本丸なんですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。