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Freskを3年でInstagramフォロワー6万人にした、Instagram広告の運用全公開
いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。
今回は、私たちが自社で運営してきたアロマ・ライフスタイルショップ「Fresk」のInstagram広告について、これまでの3年間で蓄積してきたことを、できる限り正直に書き残しておこうと思います。
フォロワー6万人、フォロワー獲得単価50円、そしてイオンモールかほくへの出店まで――。数字だけ並べると派手に見えますが、ここに至るまでに「これでいいのかな」と何度も立ち止まった時間のほうが、はるかに長かったと感じています。
2026年8月末で実店舗は閉店させていただき、現在はECを継続しながら新ブランド「ひといき」を立ち上げ中、という状況なんですね。撤退も含めた経営判断を一度くぐった人間として書ける話を、業種を問わずInstagram広告に向き合っている方の参考になればと思って、共有させていただきます。
フェーズ1(0〜6ヶ月目):何が刺さるか分からない時期

Freskを立ち上げた最初の半年は、本当に「何が刺さるか分からない」という状態でした。
月20万円程度をInstagram広告に投じながら、ひたすらクリエイティブのABテストを回していた時期、と振り返ると言葉にできるんですが、その渦中にいた当時は、もっとずっと手探りだったように思います。
当時のターゲティング
ターゲティングはざっくりこんな設定でした。20〜40代の女性。「インテリア」「アロマ」「ライフスタイル」に興味がある層。配信地域は石川県全域。
いまから見ると、もう少しユーザー像を絞れたよなと反省するんですが、当時はとにかく「広く当てる」しかできませんでした。
当時のクリエイティブ方針
クリエイティブは、商品の世界観を「きれいに」伝えることに集中していました。プロのカメラマンに依頼して撮影してもらった商品写真を、いかにも雑誌の1ページのような構図で広告に使う。「いかにもInstagram広告」のクリエイティブですね。
今振り返ると、この時期がいちばん効率の悪い運用だったと感じています。
気付き:CTRが低い、CPAが想定の倍
初月のCPA(顧客獲得単価。1人のお客様を獲得するのにかかった広告費のことですね)は、想定の倍以上。
「これ、本当に続けて大丈夫かな」と何度も不安になりました。広告費だけが先に出ていって、売上が追いついてこない感覚は、自社で広告を回したことのある方なら、肌で知っている感覚なのではないでしょうか。
ただ、データを溜めながら粘っていくと、徐々に勝ちパターンが見えてきたのが、3ヶ月目あたりからでした。
フェーズ2(6〜18ヶ月目):勝ちパターン発見と急成長

大きな転換点:クリエイティブを「スタッフ自撮り風」に
転換点になったのは、「プロが撮影したきれいな商品写真」をやめて、「スタッフがスマホで撮ったような自然な写真・動画」に振り切ったことでした。
これは正直、最初は怖かったんですね。ブランドの世界観が崩れないか、安っぽく見えないか。
でも、結果としてCTR(クリック率)は2倍以上に上がりました。「広告らしくない広告」のほうが、Instagramユーザーには刺さる――これが私にとっての、最初の大きな発見でした。
あくまで私はですが、人は広告の文脈で「広告らしいもの」を見せられると、無意識に防御するんだと思うんですね。フィードに流れる景色のひとつのように溶け込むほうが、結果として受け取ってもらえる。これは、いまも私の中で大切にしている定義です。
世界観の統一化
同時に進めたのが、すべての広告・オーガニック投稿を、同じトーンに統一することでした。
色味はくすみカラーと自然色。フォントは装飾を入れない。構図は余白を多めにとる。広告とオーガニックを、別物として扱うのではなく、「世界観の延長」として運用したわけです。
すると、フォロワー獲得が劇的に加速していきました。
フォロワー獲得単価50円達成
この時期、フォロワー獲得単価が50円前後で安定するようになりました。業界相場が200〜500円と言われている中で、極めて低い数字だと思います。
その秘訣は、「広告でフォロワー獲得を狙わない」というアプローチでした。
少しややこしい話に聞こえるかもしれませんが、広告のCTA(行動の促し)は「商品ページへ」に設定する。ユーザーが商品ページを見たあと、興味を持ってプロフィールに自然に遡る導線を作る。結果として、フォロワー獲得が「副産物」として大量に発生する――そういう設計です。
フォロワーを直接追わない方が、結果としてフォロワーが増える。これは諸説ありますが、私の中ではかなり再現性のある法則だと感じています。
フェーズ3(18ヶ月〜):イオンモール出店までの加速
媒体分散とCRM強化
Instagram広告のCPAが安定したあと、TikTok広告・LINE公式アカウント運用にも投資を広げていきました。
Instagramだけに依存しない、複合的な集客導線を構築したのがこの時期です。Instagramのアルゴリズムは年々厳しくなる現実があるので、媒体分散は経営の安全策でもあるな、と当時の自分は考えていました。
リアル店舗(イオンモールかほく)出店
創業3年でイオンモールかほくに実店舗を出店できたのは、Instagramでの認知・ファン化が大きかったからだと思います。
「Instagramで見ていたショップに、リアルで会える」――こうした導線が機能して、地元のお客様が想像以上に殺到してくださいました。
失敗・学び:すべてが順調だったわけではない
ここまで読んでいただくと、順調に育っていったように見えるかもしれないんですが、3年間、すべてが順調だったわけではありません。むしろ、失敗の数を数えたほうが多いくらいだと感じています。
代表的な失敗を、いくつか共有させていただきます。

広告予算を急激に増やしすぎた
「月50万でCPAが安定したから、月100万にしよう」と一気に予算を増やしたら、CPAが1.5倍に悪化しました。
AIが新しい配信ボリュームに対応する学習期間が必要だ――というのは、後になって理解したことです。予算を増やすときは「段階的に」が鉄則だ、と私の中では定義づけています。
クリエイティブを使い回しすぎた
「これは当たる」と思ったクリエイティブを、3〜4ヶ月そのまま使い続けたら、CPAが2倍に悪化したことがあります。「広告疲労」という現象を、甘く見ていた時期です。
同じ広告ばかり見せられると、ユーザーは「またこれか」と無意識にスキップするようになる――言われてみれば当然のことなんですが、自分で痛い目を見るまでは実感が伴いませんでした。
以降、月5〜10本のクリエイティブを継続制作する体制に切り替えています。
実店舗閉店判断の遅れ
イオンモールかほく店は、結果として2026年8月末で閉店という判断になりました。EC事業は順調でしたが、実店舗の固定費(家賃・人件費・在庫)が、地方店舗のスケールでは収益化が難しいと判断したからです。
もっと早く撤退判断をすべきだったか――。これは今でも、夜中にふと思い出して考えることがあります。
「撤退判断も含めた経営の難しさ」を、私は実体験で学ばせていただきました。撤退判断もまた、経営者の仕事なんだなと、いまは思っています。
3年で得た、5つの学び

継続が最大の差別化
身も蓋もない言い方になるんですが、1年継続するだけで、9割の競合は消えます。
Instagramのフォロワー6万人。これは才能でもセンスでもなく、ただ継続したことの結果でしかないと感じています。当たり前のことを、当たり前に積み重ねること。それが、いちばん難しくて、いちばん効果のある差別化なんですね。
世界観の統一が、長期成果を生む
「派手なキャンペーン」より「ブレない世界観」のほうが、長期的にはるかに強い。3年経って、改めて実感する真実です。
広告とオーガニックは一体化させる
広告だけでもフォロワーは増えませんし、オーガニックだけでも認知は広がりません。両者を「世界観の延長」として運用することが必須だと、私の中では定義づけています。
失敗から学ぶ
予算急増の失敗、クリエイティブ使い回しの失敗、撤退判断の遅れ――。失敗から学んだことの蓄積が、私たちの最大の資産になっていると感じています。
撤退判断も、経営の一部
イオンモール店の閉店は、苦渋の判断でしたが、経営者として必要なプロセスでした。「撤退も含めた経営判断」を肌で理解できたのは、貴重な経験だったと、いまになって思います。
この経験を、御社の事業に転用したい

私たちが運用支援の窓口を立ち上げた最大の理由は、Freskで蓄積してきたこの経験を、地場の中小企業の事業成長に転用したかったからです。
世の中には「マーケティング理論」を語る会社はたくさんあります。でも、「自社で実際に売って、実際に失敗して、実際に撤退まで判断した」経験を持っている会社は、意外と少ないのではないか、と感じているんですね。
私たちは、Freskで蓄積したこの経験(ターゲット設計・世界観統一・広告クリエイティブ・継続運用・撤退判断まで含む経営の現実)を、御社のInstagram広告・SNS運用にそのままご提供できます。これは、ちょっと自慢させてください。
まとめ

Freskが3年でInstagramフォロワー6万人を達成できた背景には、特別な裏技は何もありません。
世界観の統一、継続運用、広告とオーガニックの一体化、失敗からの学び――この基本を、3年間ブラさずに続けただけだと感じています。
でも、これを「自社で本気でやり切った会社」が、御社のInstagram広告を支援する。この組み合わせは、当社の最大の強みだと思っています。
振り返って正直に書くと、Fresk運用の中で一番効いたのは「フォロワー数を増やす施策」ではなく、「ファンとの関係性を厚くする施策」のほうでした。フォロワーが何万人いても、ユーザーから「知らないサイトでクレカを切るのは怖い」と言われた経験があります。
数より深さ。Instagram運用の優先順位を、私たちはこの経験で大きく変えました。
本記事の論点を、御社の事業に当てはめて整理したい場合は、無料相談から個別にご相談いただけます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。