NEWS / COLUMN

Yahoo!広告 vs Google広告|中小企業が「両方使うべき」5つの理由

Yahoo!広告 vs Google広告|中小企業が「両方使うべき」5つの理由

いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。

「広告はGoogleだけで十分です」――。この声は、本当に多くの中小企業の経営者様から伺います。

ただ、私たちが複数のクライアント様の運用に伴走してきた経験から言わせて頂くと、「Google広告だけだと、20〜30%のCV機会を逃している」のが現実だ、と感じています。今回は、Yahoo!広告とGoogle広告を併用する意味を、運用実体験から書いていきます。

 

Yahoo!広告とGoogle広告の「本質的な違い」

両者の違いを「シェアの差」だけで語ると、本質を見落とします。私の中では、3つの軸で違いを整理しています。

ユーザー層の違い

Google:20〜40代中心、スマホヘビーユーザー、技術系・若年層に強い
Yahoo!:40〜60代中心、PC利用比率が高い、シニア・地方在住者に強い

媒体の使われ方の違い

Google:検索行動が主用途。能動的に情報を探す層が多い。
Yahoo!:ポータル利用が主用途。ニュース閲覧、メール、天気予報など、受動的な接触が多い。

競合の入札圧力の違い

Google:広告主が集中しているので入札が激しい。CPC(クリック単価)は高め。
Yahoo!:入札が緩めで、CPCが安い傾向。

同じ「リスティング広告」と呼んでも、土俵は別物。この前提を抑えるだけで、議論の解像度がぐっと上がる、と感じます。

取れるユーザーの絶対数が増える

Yahoo!ユーザーとGoogleユーザーの重複は、約60〜70%程度と言われています。つまり、30〜40%は「片方しか使わないユーザー」なんですね。Google広告だけだと、Yahoo!オンリーユーザーの方を丸ごと取り逃すことになります。

地方の中小企業様の事例で言うと、Google広告のみだったクライアント様にYahoo!広告を追加したところ、CV数が15〜30%増加するケースをよく見ます。重複ユーザーには無駄打ちが発生するものの、独自ユーザー層で追加CVが取れる――。この構図は、運用してみると本当に実感します。

CPAが下がる

Yahoo!広告のCPCは、Google広告比で平均20〜40%安いことが多い。同じCVR(コンバージョン率)なら、CPA(顧客獲得単価)も比例して安くなります。

具体例として、金沢のBtoBクライアント様では、Google広告のCPAが約8,000円、Yahoo!広告のCPAが約5,500円。同じキーワード戦略でも、媒体特性で結果がここまで違ってきました。

競合との差別化になる

多くの中小企業様は、Google広告にしか出稿されていません。となると、Yahoo!広告に出すだけで、Yahoo!検索ユーザーの目には「うちの広告だけ」という状態が作れるわけです。地域・業種によっては、Yahoo!広告でほぼ独占できる、というケースもあります。

リスク分散

Google広告のアルゴリズム変更、ポリシー変更で、突然配信できなくなる事故――。これは現実に起きる話です。1つの媒体に依存していると、配信停止=集客停止のリスクが、そのまま事業リスクになります。

複数媒体への分散は、もはや事業リスク管理として必須の構えだと、私の中では位置づけています。

媒体ごとの学びが相互強化

Google広告で得たキーワードの知見をYahoo!広告に転用し、Yahoo!広告で見えてきたユーザー像をGoogle広告のターゲティング改善に活かす――。両方を運用していると、相互の改善ループが回り始めるんですね。

1媒体だけ運用していると見えない景色が、2媒体並走することでくっきり見えてくる。これは運用してみないと、なかなか実感しづらい部分だと思います。

「両方やる」予算配分の現実的な目安

月予算10万円以下:Google広告に集中

少額過ぎる予算で両方手を出すと、両方とも学習データが溜まらず、非効率になります。まずGoogle広告で実績を作る、というのが順序として正解だと感じます。

月予算10〜20万円:Google 80% / Yahoo! 20%

Google広告を主軸に、Yahoo!広告を補助的に検証していくレンジです。Yahoo!の効果が見えてきたら、比率を上げていきます。

月予算20〜50万円:Google 60〜70% / Yahoo! 30〜40%

両方を本格運用していくゾーン。Yahoo!広告の効果次第で、比率を年単位で調整していく設計です。

月予算50万円以上:Google 50% / Yahoo! 30% / 他SNS 20%

複数媒体での分散運用へ。Yahoo!広告だけでなく、Meta・TikTokなども含めた統合戦略の領域に入っていきます。

失敗例:「Yahoo!広告は無駄」と決めつけた事業者

早期判断で撤退した金沢市内BtoB事業者

「Yahoo!広告を1ヶ月試したけど、効果ゼロだった」と運用を停止されたケース。ただ、運用1ヶ月では学習がまだ進まず、データも溜まりません。再開して3ヶ月続けてみたところ、Google広告の補完として、月CV3件の追加効果が出ました。1ヶ月で判断するのは、私の中では早すぎる、と位置づけています。

管理画面の使いにくさで放置した事業者

Yahoo!広告の管理画面はGoogle広告と違う設計で、慣れないと正直使いにくい。「分かりにくいから」とそのまま放置されてしまった事業者様もいらっしゃいます。結果、設定が最適化されず、効果が出ない――。「使いにくいから無駄」と短絡的に判断してしまうのは、もったいない選択だと感じます。

Yahoo!広告とGoogle広告の「並列運用」のコツ

キーワードリストは共通化

主要なキーワードは、Google・Yahoo!で同じものを使用します。媒体ごとに大きく変える必要はありません。同じKWの両媒体でのCPC・CVRを比較するためにも、共通化が有効です。

除外キーワードもセット運用

Google広告で蓄積した除外キーワードリストを、そのままYahoo!広告にも適用していきます。逆方向も同様。両方で同じ無駄打ちを防ぐ、地味だけど効く工夫です。

CV計測は両媒体で正確に

Google広告のCV計測、Yahoo!広告のCV計測、両方を正確に設定します。重複CVを排除するためにも、GA4(Google Analytics 4)を中継地点として使うのが現実的な設計です。

月次レポートで「媒体別」ではなく「統合」で見る

Google・Yahoo!のレポートを別々に見るのではなく、統合してCV数・CPA・媒体間アシストを把握する――。これをやらないと、媒体間の連動効果は永遠に見えてきません。

実体験:私たち自身のYahoo!広告運用

弊社の自社運用でも、2024年末から月2万円程度のYahoo!広告を始めてみました。

結果:Google広告との並行で、CV数が約15%上乗せ

Yahoo!広告経由の月CV数は1〜2件。一見すると少ないように見えますが、これがあるのとないのとでは、年間で15〜25件の差。投資対効果としては、十分に納得感のある水準だと感じています。

余談ですが、私たち自身が「いやー、Yahoo!広告は微妙でしょ」とどこかで決めつけていた時期がありました。実際に走らせてみて、その思い込みが綺麗に崩れた瞬間は、運用に伴走する身として忘れられない経験です。机上ではなく、回してみないと分からない――。これは広告運用の鉄則だと、改めて感じました。

総括|「Google一本足打法」は機会損失

2026年の中小企業様の広告戦略において、Google広告だけでは取りこぼしが大きすぎる――。これが、運用に伴走してきた立場からの率直な実感です。月予算20万円以上の事業者様であれば、Yahoo!広告の並行運用は、もう標準装備にすべきだと感じています。

もう一度だけ繰り返したい言葉として――「Google一本足打法は、機会損失」。気付けば、見えないところで20〜30%のCVを逃している構図に、確実になっていきます。

私たちでは、Google・Yahoo!広告の統合運用を月14万円〜で対応しています。「うちはGoogleだけで足りてる」と思っていらっしゃる方こそ、無料診断で取りこぼしを見える化させてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。

Related Service

この記事に関連するサービス

記事で取り上げた施策は、「運用支援の窓口」が
サービスとしてご支援しています。

アクセス

〒920-0852
石川県金沢市此花町5番6号
ライフ金沢第1ビル 601A
営業時間: 平日10時〜19時