NEWS / COLUMN
E-E-A-Tを盛り込むライティング|「経験」を文章で証明する技術
目次
いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。
「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」――。GoogleがSEO評価で重視するこの4要素は、2026年現在、上位表示の最重要要素のひとつになっています。
中でも、最近Googleが特に重視しているのが、最初の「E(Experience:経験)」。書き手が「実際に体験したこと」をどう文章で証明するかが、勝負を分けてくる時代に入ったと、私は感じています。
今回は、私たちが累計400記事以上を書いてきた経験から、E-E-A-Tを盛り込むライティング技法を率直に解説します。
E-E-A-Tの「E(経験)」がなぜ最も重要になったのか

なぜ「経験」がこれほどまでに重要視されるようになったのか。背景を整理しておきます。
AI生成コンテンツの大量供給
ChatGPTなどのAIで、誰でも「専門的に見える記事」を量産できるようになりました。結果、Googleは「人間が実際に経験したコンテンツ」と「AIが生成したコンテンツ」を区別する必要性が高まり、Experienceの評価軸を強化したわけです。
これは、当事者の側からすると、ある意味追い風でもあります。実体験のない記事が淘汰されていく流れは、6年間ちゃんと現場で書き続けてきた立場からすると、むしろ歓迎したい話なんですね。
YMYL領域での信頼性確保
YMYL(Your Money or Your Life:医療・金融・法律など)領域では、特に書き手の経験・実体験が重視されます。一般情報のコピペでは、絶対に上位を取れない時代になっています。
ユーザーの「本物の情報」への渇望
AIコンテンツ過多の時代、ユーザーは「実際にやった人の話」「現場の声」を求める傾向が強くなっています。これが、Googleの評価軸にも反映されているんですね。
E-E-A-T、それぞれの要素

改めて、4つの要素を整理させてください。
Experience(経験)
書き手が「実際に体験した」内容。これが、2022年12月のGoogle更新で新たに追加された、最重要要素です。
Expertise(専門性)
書き手が「その分野の専門家」であること。資格、業歴、知識の深さなど、ですね。
Authoritativeness(権威性)
書き手・サイトが「業界内で認められている」こと。被リンク、メディア掲載、業界での評判が、ここに含まれます。
Trustworthiness(信頼性)
書き手・サイトが「信頼できる情報源」であること。事実関係の正確性、誤りがないこと、ですね。
「経験」を文章で証明する5つの技法

では、「経験」をどう文章で証明するか。ここが、最も実践的なテーマです。
「私は」「私たちは」の一人称
「一般的に○○です」と書くのではなく、「私たちは○○の経験から、こう考えています」と書く。一人称で書くだけで、AI生成感が消えていきます。
これは小さな違いに見えますが、累計400記事を書いてきた中で、本当に効くと実感している技法です。
具体的な数字・固有名詞
「効果がありました」ではなく、「3ヶ月で月のCVが5件→12件に増えました」と具体的に書く。数字は経験の証明になります。
時系列・タイミングの明示
「2024年の春」「2025年12月」のような時系列を明示する。「いつ・どこで体験したか」を示すことで、リアリティが増していきます。
失敗談を含める
成功談だけだと、「経験」の信憑性が低くなります。失敗談・苦労話を含めることで、リアルな経験者であることが示せる。
成功談しか書かない記事は、読み手に「本当かな?」と疑いを持たれてしまうんですね。むしろ、失敗を共有する方が、信頼を生みます。
感情・主観の混入
客観的な情報だけでなく、「驚いた」「困った」「悔しかった」などの感情表現を入れる。経験者にしか持てない感情こそ、E(経験)の証明だと、私の中では定義づけています。
「専門性(Expertise)」を盛り込む技法
執筆者プロフィールの明示
記事末尾または冒頭に、執筆者の経歴・肩書き・専門領域を明示します。「Web制作6年」「累計400記事執筆」など、定量的な情報が効きます。
専門用語の適切な使用
専門用語を使いすぎず、適切に使う。素人には分かりやすく、玄人には「理解している」と分かる、文章バランスを目指していきます。
業界の現場感を出す
業界の「裏側」「現場特有の話」「業界の課題」を語れることで、専門家としての立ち位置が示せます。
これは、評論家とプレイヤーの違いが、はっきり出る部分です。実際に手を動かしている人間にしか書けない現場感は、AI生成では絶対に真似できない領域なんですね。
「権威性(Authoritativeness)」を強化する

実績の明示
「6年連続検索1位」「累計XX件の制作実績」「業界誌掲載」のような具体的な実績を、適切に文中で示していきます。
他サイト・メディアでの言及
自社が他メディアに取り上げられた実績、登壇歴、寄稿歴があれば、適宜引用していきます。
受賞歴・資格
業界資格、賞を持っていれば、執筆者プロフィールに明示。地味ですが、ここは信頼の土台になります。
「信頼性(Trustworthiness)」を担保する
情報源の明示
統計や事実情報を引用する場合、出典を明示します。「Googleが公表したデータによれば〜(出典:Google公式)」というように、ですね。
執筆日・更新日の明示
情報の鮮度を示すために、執筆日・最終更新日を明示する。古い情報のまま放置されたサイトは、信頼性が下がってしまいます。
会社情報・連絡先の明示
サイト全体で、会社情報・電話番号・住所などを明確に。匿名サイトはE-E-A-T評価が下がる、というのが現実です。
「ダメな」経験ライティングの例

逆に、ダメな経験ライティングの典型を見ておきます。
抽象的すぎる経験談
「過去にうまくいかなかった経験があります」だけでは、E(経験)として認識されません。具体的なエピソードが必要なんですね。
他人の経験の引用ばかり
「ある事業者では」「業界では」のような第三者視点ばかりだと、書き手自身の経験が見えてきません。一人称で語るのが鉄則です。
感情なしの淡々とした事実列挙
「3ヶ月でCVが2倍になりました」だけでは、無機質に映ります。「最初の1ヶ月は全く変化がなく、もう無理かと思いました。しかし2ヶ月目から急に動き始め、3ヶ月目には2倍になりました」のような感情の起伏を含めると、リアリティが一気に増していきます。
実体験:私たちのE-E-A-T強化の取り組み
ソラノデザインで、E-E-A-T強化のために最近強めている取り組みを、少しお話しさせてください。

全記事に著者プロフィール
記事末尾に、執筆者(角田悠太)のプロフィール・肩書き・経歴を明示しています。経験年数、実績、専門領域を具体的に、というのを意識して。
自社の数値データを記事内で公開
「自社サイトで6年継続1位」「累計400記事以上のブログ運用」「広告予算の月別推移」など、具体的な数値を記事内に積極的に公開しています。
これは、自社の手の内を晒すような感覚もあって、最初は少し抵抗がありました。ただ、結果として、数字を公開している記事ほど、長期的にじわじわと順位が上がっていく傾向が見えてきました。
失敗談・苦労話を意識的に書く
成功事例だけでなく、「過去にこんな失敗をした」「ここで悩んだ」という失敗談を、各記事に最低1つは含めるようにしています。
AI生成と「人間の経験」の境界線

AIを使うべき部分と、人間が書くべき部分。境界線を明確にしておきます。
AIで効率化していい部分
- 下書きの骨組み作成
- 構成案の補助
- 専門用語の解説
- 校正・誤字修正
人間が必ず書くべき部分
- 実体験の描写
- 具体的な数値・固有名詞
- 失敗談・感情
- 独自視点・主観
AIで効率化しつつ、人間の経験を必ず注入する。このハイブリッド執筆が、2026年の標準スタイルだと、私の中では定義づけています。
最後に|「経験」こそが、AI時代の最強の差別化要因
E-E-A-Tの中でも特に「経験」は、AI時代における最大の差別化要因です。書き手の実体験を文章で証明できれば、AIに引用される確率も、Googleに評価される確率も、大きく上がっていきます。
これは、結局のところ、その人が何をしてきたか、ということがすべて文章に反映される、という話なんですね。書き方を学ぶ前に、まず「書ける経験」を積んでいるかどうかが問われる時代だと、私は感じています。
私たち運用支援の窓口@金沢では、E-E-A-Tを意識したSEO記事制作を月14万円〜で対応しています。「自社の記事に経験が出ているか不安」な方は、無料診断からどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。