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LINE公式アカウント vs Lステップ|導入判断の5つのポイント
目次
いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。
「LINE公式アカウントのままでいいのか、それともLステップを入れるべきか」――この相談、最近ぐっと増えてきている気がしています。
私自身、自社で運営しているD2Cブランド「Fresk」でもLINE運用にどっぷり浸かってきました。最初は「LINE公式だけで十分でしょう」と高を括っていたのですが、友だち数がある一定ラインを超えたあたりから、手動運用が一気に限界を迎えるんですね。
そのときに痛感したのは、「ツール選びは事業フェーズと完全にセットだ」ということでした。早すぎても遅すぎても、お金と時間を無駄にしてしまう。
今回はこの「LINE公式 vs Lステップ」という古くて新しい問いに、5つの判断ポイントを軸にしながら、私なりの目線でお答えしていきたいと思います。
「LINE公式アカウント vs Lステップ」、ぐっと深く考えたことはあるでしょうか。
導入判断のミスは、月額の固定費だけでなく、運用に費やす時間や心の負担にも直結します。だからこそ、判断する前に「自社のいまの位置」をきちんと棚卸ししておきたい、と私の中では定義づけています。
友だち数の規模

判断軸として最も分かりやすいのが、友だち数の規模です。
友だち数というのは「実際にメッセージが届く相手の数」であり、運用負担と直結する変数なんですね。ここを無視してプラン選定をすると、ほぼ間違いなく後悔します。
友だち数500人未満:LINE公式で十分
正直なところ、友だちが500人未満の段階では、手動配信でも十分に回せます。Lステップを入れたところで、自動化のメリットが固定費に対して見合わないんですね。
このタイミングで導入してしまう方を多く見てきましたが、ほとんどの場合「機能を使い切れない」まま終わってしまいます。
友だち数500〜1,000人:検討開始ライン
このあたりから空気が変わります。週次の運用負担が体感として「重い」と感じ始める規模で、シナリオ配信のニーズも芽生えてきます。
すぐ導入する必要はありませんが、「次の3ヶ月で1,000人を超えそうかどうか」を見極めながら準備しておくと良いと思うんですね。
友だち数1,000人以上:Lステップ推奨
手動運用がほぼ限界を迎えるラインです。自動化+セグメント配信が必須になるので、Lステップ導入で運用効率も成果も同時に改善します。
「もう少し早く入れていればよかった」と漏らされるのは、たいていこのフェーズの方ですね。
配信頻度・パターンの複雑さ
次の判断軸は、配信頻度とパターンの複雑さです。
同じ友だち数でも、「月1回しか送らない」のと「週3回送りたい」のでは、必要なツールがまったく違ってくるんですね。
月1〜2回の一斉配信:LINE公式で十分
シンプルな一斉配信だけで完結するなら、LINE公式単体でまったく問題ありません。月3,000円ほどのLステップ料金より、まずは配信の中身を磨くことを優先したいところです。
週1回以上の定期配信+ステップ配信:Lステップ向き
多頻度かつ自動化したい、というニーズが出てきたなら、Lステップが現実解になります。手動で週1配信を1年間続ける労力は、想像以上に重たいです。
セグメント配信が必要:Lステップ向き
「初回未購入者だけに」「リピート顧客だけに」のように、相手を絞った配信が必要なら、これはもうLステップ一択になりますね。
細かい話に聞こえるかもしれませんが、セグメント配信ができるかどうかで、開封率もブロック率も大きく変わってきます。
自動化したい業務量
3つ目の軸は、自動化したい業務量です。
自動化対象が少ない(手動運用で回る):LINE公式
「気が向いた時に配信する」程度なら、Lステップは不要だと感じています。導入したところで、機能の1割も使わずに終わってしまうケースが多いんですね。
自動化対象が多い(運用負担大):Lステップ
- 新規友だちへの自動ご挨拶
- 購入後の自動フォロー
- 誕生日メッセージ
- 定期リマインダー
こうした自動化を「やりたい」と思った時点で、Lステップが現実解になってきます。逆に言えば、自動化したい業務がないなら、無理に入れる必要はないと思うんですね。
分析・改善ニーズ
4つ目は、分析・改善ニーズです。
基本配信レポートで十分:LINE公式
「何人に送って何人が開いたか」程度の確認でOKなら、LINE公式単体で十分です。
詳細分析が必要:Lステップ
- 流入経路別の友だち数
- シナリオ別の反応率
- タグ別のLTV比較
- クリック追跡
このあたりのデータを真剣に見たくなったら、Lステップが圧倒的に強いです。「数字を見ながらPDCAを回したい」という意志がある事業者にとって、これは大きな武器になるんですね。
CRM連携・データ蓄積ニーズ

5つ目の軸は、顧客データを「蓄積したいかどうか」です。ここが最も見落とされがちなポイントだと感じています。
単発配信のみ:LINE公式で十分
友だちごとの履歴を蓄積する必要がないなら、LINE公式単体で問題ありません。
顧客データを蓄積したい:Lステップ向き
「過去購入履歴」「興味カテゴリ」「来店履歴」などを友だちごとに紐付けて持っておきたいなら、Lステップ。これは将来のCRM資産になります。
私もFreskの運用で痛感したのですが、顧客データの蓄積は「やっておけばよかった」と後から悔やむ典型例なんですね。データは時間をさかのぼって取れないので。
判断フローチャート

ここまでの5つの軸を、判断フローとして整理してみます。
- 友だち数1,000人未満 → LINE公式でしばらく継続
- 友だち数1,000人以上+週1回以上配信 → Lステップ検討
- セグメント配信ニーズあり → Lステップ導入
- 自動化したい業務が3つ以上 → Lステップ導入
- 顧客データを蓄積したい → Lステップ導入
あくまで目安ですが、私の中ではこの順番で考えるのが最もシンプルだと思っています。
導入コストの比較

コスト比較も避けて通れない論点です。月額の固定費は事業フェーズによって体感が全然違うので、ここを正面から見ておきたいですね。
LINE公式アカウント単体
- 月額:0〜1.5万円(メッセージ通数による)
- 初期費用:なし
- 運用工数:週2〜5時間
LINE公式+Lステップ
- LINE公式月額:0〜1.5万円
- Lステップ月額:2.1〜3.3万円(プラン依存)
- 初期費用(シナリオ設計外注):10〜50万円
- 運用工数:週5〜15時間(自動化進めば減る)
初期は工数が増えますが、自動化が育ってくると週5時間にも収まる、というのが私の実感です。
導入で「失敗」する典型パターン
逆に、導入してうまくいかなかったケースには共通点があります。私が見てきた典型を3つだけ。
友だち数が少ない段階で導入
友だち300人なのにLステップを入れてしまうパターン。固定費負担が重く、機能も使い切れません。
シナリオ設計なしで導入
「とりあえず契約しておこう」で導入し、結局LINE公式単体と同じ運用に。これは本当にもったいないですね。
機能の一部しか使わない
「ステップ配信だけ」「タグだけ」と限定的に使うパターン。コスパが見合わないので、機能を活用しきれるかをセットで考えたいところです。
導入のベストタイミング
では、いつ入れるのがベストなのか。私の経験上、以下の3つのタイミングが最もハマる印象です。
LINE公式で6ヶ月以上運用した時
LINE公式単体での運用ノウハウが社内に溜まってから、Lステップへ移行する。これが最もスムーズです。
友だち数の伸びが加速した時
広告経由などで友だち数が急増する時期は、自動化ニーズが一気に顕在化します。
新サービス・新商品ローンチ時
ステップ配信で価値訴求できる絶好のタイミング。シナリオ設計の効果が最も出やすい局面です。
実例:導入判断の実況

抽象論ばかりではイメージしづらいと思うので、実際に判断した事例を2つ共有します。
金沢のサロン経営者
友だち数800人、月3回配信。「Lステップ導入すべき?」というご相談でした。
判断としては、いったんLINE公式で1,000人到達まで継続。1,000人を超えたら導入検討、とお伝えしました。半年後、1,200人に達したタイミングで導入。シナリオ配信で売上15%増という結果に繋がっています。
石川県内のEC事業者
友だち数1,500人、購入後フォローが手動運用で限界。即Lステップ導入を判断しました。
結果として、初月から運用効率が大きく改善し、F2転換率(2回目購入率)が約1.5倍に。「もっと早く入れておけば」とおっしゃっていたのが印象的でした。
「Lステップ以外」の選択肢
ちなみに、Lステップは代表格ですが、他にも選択肢はあります。
- L Message(Lメッセージ):低価格版
- LINE WORKS:ビジネス向けLINE
- MicoCloud:MA特化
機能・料金・サポートを比較して、自社に合うものを選んでいただきたいですね。とはいえ、Lステップは最大手で実績が豊富なので、迷ったらLステップが無難、というのが私の中の定義づけです。
ここまでの振り返り|「タイミング」と「設計」が導入成功の鍵
Lステップ導入の成否を分けるのは、結局のところ「タイミング」と「シナリオ設計」のふたつだと、私の中では定義づけています。
友だち数1,000人未満の段階で焦って入れても、機能を持て余します。逆に、シナリオ設計を真剣にやらないまま入れても、月額だけを払い続けるムダな運用になってしまうんですね。
大事なフレーズなのでもう一度言わせてください。導入の成否は「タイミング」と「設計」で決まる。ここを外さないことが、最大の打ち手だと感じています。
もし御社で同じような状況に心当たりがあれば、無料相談からでもお声掛けください。事業のフェーズに合わせて、必要な打ち手をご一緒に整理させていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。