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ホームページ運用の本質|更新を止めた瞬間、サイトの価値はゼロに向かう

ホームページ運用の本質|更新を止めた瞬間、サイトの価値はゼロに向かう

目次

いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。

「ホームページを作ったあとは、いったい何をすればいいんでしょうか?」

このご質問は、本当に多く頂きます。お会いする経営者の方の、おそらく半分以上は、この問いを口にされる印象があるんですね。

 

多くの中小企業様は、ホームページを「作ったら終わるもの」として捉えていらっしゃる場面が多いと感じます。制作費を払って、納品されて、URLが発行されて、はい完了。そういう感覚です。

ですが、これが最大の誤解ではないか、と私の中では定義づけています。

ホームページは公開した瞬間こそがスタートで、運用を止めれば、半年で価値はゼロに向かって落ちていく――。これが、自社サイトを6年間運用してきた立場からの、率直な実感です。

 

今回はソラノデザインとして自社サイトを6年回してきた経験と、クライアント様のホームページ運用に伴走してきた立場から、ホームページ運用の本質と、地方の中小企業様が現実的に実行できる運用の組み立て方を、書き記してみたいと思います。

なぜ「作って終わり」だと、サイトは劣化するのか

「作って公開しておけば、勝手にお客様が来てくれる」――。正直に告白しますと、私自身も独立した当初は、心のどこかでそう信じていた時期がありました。

けれど、現場で6年向き合うほどに、その認識は崩れていきました。むしろサイトというのは「放置すれば確実に死んでいく」生き物に近いと、いまは感じています。

競合がコンテンツを更新し続けている

自社の更新が止まっている間も、競合他社様はせっせと記事を書き、サービスページを磨き、SEO対策を続けています。相対評価の世界なので、自社が止まれば、それだけで検索順位はじりじりと下がっていく構図です。

動かない自分と、動き続ける周り。この差は、月単位で確実に積み上がっていきます。

Googleのアルゴリズムが進化する

Googleの検索順位アルゴリズムは、年に数回大きな変更が入ります。「2年前のベストプラクティス」が、今年は全く効かない、ということはザラに起きるんですね。

継続的な技術改善をしないと、ルールが変わったゲームに、古い装備で参加し続けることになってしまいます。

サイト技術の陳腐化

WordPress本体のアップデート、PHPバージョンの更新、ブラウザの仕様変更――。3年前に作ったサイトはほぼ確実に、どこかしらに不具合が出てきます。放置すればセキュリティリスクや表示崩れにそのまま繋がります。

情報の鮮度が落ちる

「2023年版の解説」が2026年も載っているサイトを見たユーザーは、無意識のうちに「ここは管理されていない会社だな」と感じます。サイト自体が、信頼を毀損する装置になってしまうわけです。

 

このあたりは、ご経験のある方も多いのではないでしょうか。久しぶりに自社サイトを開いて、「あ、ここの情報、もう古いな」と気づいた瞬間――。あの感覚を、ユーザー様は毎日のように体験しているわけです。

「運用」の中身を分解する

「サイト運用」とひとことで言われがちですが、中身は4つに分かれます。ここの解像度が上がっていないと、運用予算の議論が空中戦になりやすい、と感じています。

コンテンツ運用(ブログ・コラム追加)

業種に関連する検索ニーズに応える記事を、週1〜2本のペースで継続して足していく動き。SEO評価の中心要素だと、私の中では定義づけています。

既存ページの改善

古くなったページのリライト、CTAボタンの最適化、画像の差し替え、ユーザー動線の見直し。CVR(コンバージョン率=問い合わせや購入に至る割合)の改善に、直接効いてくる領域です。

技術的なメンテナンス

WordPress本体・プラグインの更新、サーバー監視、セキュリティ対策、バックアップ管理。サイトが「動き続ける」ための基盤運用、とも言えます。

レポート分析と改善PDCA

Google Search Console、Google Analytics(GA4)のデータを毎月見て、伸びている領域・落ちている領域を分析する。そこから翌月の運用方針を決めていく流れです。

 

この4つすべてを継続するのが、「本当の運用」だと考えています。サーバー更新だけを「運用」と呼ぶのは、あくまで私はですが、運用というより「延命処置」に近いように感じます。

「コンテンツ運用」の現実的な進め方

運用の中で何が一番重要かと問われれば、迷わず「コンテンツ運用」と答えます。事業成果に最も直結する領域だからです。

年間コンテンツマップを作る

年初に「狙うキーワード」「執筆予定の記事タイトル」「執筆順序」を、年間50〜100本分マップ化する。これがないまま走り出すと、書く順番を間違えて、結果が出るスピードが大きく落ちます。

週1〜2本のペースで書き続ける

「気が向いたら書く」ではなく、「毎週月曜と木曜に1本ずつ」のような固定運用にするのがコツです。気合いに依存する運用は、必ずどこかで止まります。継続できる頻度に落とすこと――これが、地味ですが本当に大切だと感じています。

書いたら計測し、半年後にリライト

書いた記事の検索順位を半年後に確認し、上位を取れていなければリライト。下位停滞している記事は、思い切って削除する選択肢も含めて検討します。

運用予算の現実的な配分

地方の中小企業様が、ホームページ運用にどれくらい投下するか。そのリアルな相場感を、私なりに整理してみます。

最低限のメンテナンスのみ:月1〜3万円

WordPress更新、サーバー監視、バックアップだけ。コンテンツ運用は社内で頑張る前提です。検索順位の劇的な成長は、正直なところ期待しづらい設計になります。

コンテンツ運用込み:月5〜10万円

月2〜4本のブログ記事制作+技術メンテナンス。地方中小企業様の標準的な投資ラインだと感じています。3年継続できれば、検索順位はかなりの確度で伸びていきます。

本格運用:月10〜20万円

週1〜2本のコンテンツ+PDCA運用+CVR改善+月次レポート。本気で「ホームページを集客の主軸にする」と覚悟した場合の投資額です。

運用+広告連動:月14万円〜30万円

運用+広告との連動設計+月次戦略ミーティング。弊社の標準パッケージはこのレンジに収めています。

運用を「自社でやる」vs「外注する」の判断軸

自社運用に向いているケース

  • 社内に文章を書ける人材がいらっしゃる
  • SEO・WordPressの基礎知識をお持ちの方がいらっしゃる
  • 週5〜10時間を継続的に確保できる
  • 少額予算で長期戦を覚悟できる

外注に向いているケース

  • 社内人材がいない、または他業務で多忙
  • 専門知識を社内で持つコストが見合わない
  • 早く成果を出したい
  • 月5万円以上の予算が組める

地方の中小企業様の場合、「人を1人雇うより外注した方が安く済む」というケースは、本当に多いです。人件費まで含めて試算してみると、外注のほうが合理的、ということは普通に起こります。

運用を続ける「仕組み」の作り方

運用は「続けること」が何より難しい――。これは6年やってみて、心の底から実感していることです。続けるための仕組みを、3つご紹介します。

定例ミーティングを設定する

月1回、社内または外注先と「サイト運用ミーティング」を1時間設定します。「来週、誰かに見せる場がある」という構造があるだけで、運用は不思議と止まらなくなるんですね。

週次のタスクをカレンダーに固定する

「毎週月曜10時に、記事の構成案を作る」「毎週水曜13時に執筆」など、カレンダーに固定タスクとして組み込む。これだけで継続率は劇的に上がります。

成果指標を毎月可視化する

検索順位、流入数、問い合わせ数を、毎月レポート化する。数字を見ているからこそ、続ける意味が肌で分かってくる。モチベーションを「気合い」ではなく「データ」に置き換える仕組みです。

失敗例:運用を止めた瞬間に起きたこと

これまでクライアント様からご相談を受けた中で、「運用を止めた瞬間に起きた劣化」の典型例を、2つだけ共有させてください。

金沢のBtoB企業 – 2年運用停止で問い合わせ激減

3年前に100万円かけて構築されたホームページ。最初の1年は月3〜5件の問い合わせが入っていたそうです。ところが運用を完全停止された2年後、問い合わせは月0〜1件に激減。検索順位も30位以下に沈んでいました。再運用開始から、元の状態に戻すのに約半年かかったんですね。

石川県内の小売店 – 情報が古いままで信頼低下

営業時間、料金表、サービス内容が、3年前の表記のまま放置されていたサイト。実店舗にいらっしゃったお客様から「ホームページの情報、古いままだったよ」とご指摘を受けることが増えて――。サイトそのものが、信頼を落とす存在に転じてしまっていたケースです。

実体験:6年間運用を続けて見えたこと

私たちソラノデザインが自社サイトを6年回してきて見えた景色を、3つだけ共有します。

最初の半年〜1年は成果ゼロ

運用を始めても、検索順位は半年〜1年は本当に動きません。ここで「成果が出ない」と諦めてしまう会社が大半で、だからこそ続けた会社が結果的に勝つ構図になっている――というのが、6年やってみての実感です。

2年目から複利的に効き始める

累計記事数が100本を超えたあたりから、検索流入が指数関数的に増え始めました。複利は、時間を味方につけた者だけの果実だと、私の中では定義づけています。

止めると「あっという間に」落ちる

続けるのは確かに大変です。けれど、止めると半年で落ちます。続けるコストよりも、再起動するコストの方が、はるかに高い――。これは、自分の肌身で実感していることです。

整理しておきたいこと|「運用」が、サイトの本当の価値を決める

ホームページの価値は、制作費ではなく運用の継続性で決まる――。私はそう確信しています。100万円のサイトでも、運用しなければ価値はゼロ。50万円のサイトでも、継続運用すれば数千万円規模の集客資産に化けていく。

もう一度繰り返したいことがあります。ホームページの価値は「制作費」ではなく「運用の継続性」が決めます。ここの覚悟があるかないかで、3年後の景色は本当に変わってきます。

本記事の論点を、御社の事業に当てはめて整理してみたい場合は、無料相談から個別にご相談いただけます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。

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