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AI時代の広告戦略|SGE・ChatGPT検索の浸透で「広告の役割」がどう変わるか
いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。
2026年現在、検索行動は、明らかに変わってきていると感じます。
SGE(Search Generative Experience)、ChatGPT検索、Perplexity。こうしたAIが入ってきたことで、ユーザーは「検索結果のリンクをクリックしない」傾向が、確実に強まっているんですね。
そして、その変化のなかで、検索広告そのものの役割が、足元から揺れている。これが私が感じている最大の変化です。
「広告戦略は、これからどう変わっていくのか」――多くの経営者の方から、本当によくご相談いただく問いです。今日は、AI時代における広告戦略の変化と、これから打つべき手を、現場の運用データを織り交ぜながら整理してみたいと思います。
2026年現在、検索行動はこう変わっている

まずは、いま何が起きているのか。現場の数字レベルで起きていることから整理します。
AIによる「ゼロクリック」の増加
Google検索でユーザーが質問を入力すると、検索結果の最上部にAIによる要約(SGE)が表示される。こういう場面が、当たり前のように増えました。
多くのユーザーは、この要約だけ読んで満足し、リンクをクリックしないんですね。
私たちのGoogle Search Consoleでも、表示順位は同じなのにクリック率が約15%低下する現象が、はっきり起きています。これは「順位低下」ではなくて「ユーザー行動そのものの変化」が原因です。
つまり、頑張ってもクリックされない。順位は変わっていないのに、です。これは、SEO界隈にとって、本当に大きな地殻変動だと感じています。
「会話型検索」の浸透
ChatGPTやPerplexityで「金沢で結婚式に向けて綺麗になりたい。何をすればいい?」のような、会話形式の検索が増えてきました。
ここで紹介される情報源、つまり「AIに引用されるコンテンツ」が、新しい集客導線として立ち上がりつつあるんですね。
言い換えると、SEOの戦場が「Google検索結果ページの順位」から「AIに引用されるかどうか」に、移りつつあるということです。
「指名検索」の重要性が更に増している
ゼロクリックが増えていくなかで、唯一クリックされやすいのが「特定のブランド名で検索した瞬間」だけなんですね。
指名検索だけは、AIの要約を経由せず、直接サイトに来てくれる。
つまり、指名検索を増やす広告戦略の価値が、相対的に上がっているということ。これは私の中で、もう何度も繰り返して書いておきたい論点です。
AI時代に「広告の役割」がどう変わるか
こうした変化を受けて、広告の役割そのものも変わってきています。
刈り取り型より、認知獲得型の重要度が上がる
検索広告の刈り取り効率が落ちる一方で、認知獲得型広告(Meta・YouTube・TikTok)の重要度が、相対的にぐっと上がってきました。
「いまから検索する人を取る」より、「将来検索する人を増やす」発想に、シフトしていく必要があるんですね。
つまり、今すぐの売上を作る装置から、未来の指名検索を作る装置へ。広告の意味合いが変わってきたと、私は感じています。
指名検索を生む広告が、最強の投資になる
動画広告・SNS広告で「ブランド名を知ってもらう」ことの価値が、これまでにないほど上がっています。
指名検索が増えれば、SEO上位は維持できる。AIに引用されにくくなったSEO記事の価値も再評価される。指名検索を起点に、すべてが回り始めるんですね。
もう一度書いておきます。指名検索を増やす広告は、AI時代における最強の投資です。
「広告とコンテンツの境界」が消える
AIに引用されるためには、独自データ・実体験・専門性のあるコンテンツが必要不可欠です。
広告でこのコンテンツに誘導していく設計、つまり「コンテンツを広告で拡散する」発想が、これからどんどん主流になっていくと、私の中では見ています。
「AI検索に引用されるコンテンツ」を広告で拡散する戦略
AI検索(SGE・ChatGPT・Perplexity)に引用されるコンテンツには、いくつか共通する特徴があります。

- 独自の一次情報(自社の数値、経験談)
- 専門家による執筆(著者プロフィール明記)
- 具体的な数字・固有名詞が多い
- サイト全体の権威性が高い
この条件を満たすコンテンツを作って、広告で初動の閲覧数とリンクを獲得する。これによって、AIへの引用確率を引き上げていく戦略が、いま現実的に効くと感じています。
言い換えると、コンテンツの「燃料」を作って、広告で「火をつける」。そんなイメージです。
2026年における広告戦略の「3つの新常識」

こうした変化を踏まえると、広告戦略の「常識」も書き換える必要があると思っています。
指名検索数こそが最重要KPI
従来のKPIの中心は、「CV数」「CPA」でした。
これからは、「指名検索数」「ダイレクト流入数」も同列で並べて見ていくべきだと、私は感じています。
これらが上がっているということは、AI時代の集客基盤がしっかり育っている証拠なんですね。
動画コンテンツが認知獲得の中心
静止画広告は、クリックを取るための装置でした。
これからの動画広告は、「ブランドを記憶に残す」「指名検索を生む」装置です。役割が、まったく違うものに変わってきています。
YouTube・TikTok・Instagramリールの動画広告に、予算配分を寄せていくべき時期だと感じています。
1社のブランド広告 × 個人発信の合わせ技
会社単独の広告だけでは、信頼が広がりにくくなってきました。
経営者やキーパーソン個人の発信(SNS、YouTube、TikTok)と広告を組み合わせる「個人 × 法人ハイブリッド」が、信頼形成の新しい型になっていくと、私の中では位置づけています。
逆に「これからも変わらない」3つのこと

変化の話ばかりしてきましたが、AI時代であっても、広告運用の本質で「変わらないもの」があります。
ターゲットの解像度
「誰に届けるのか」をペルソナレベルで明確にしておくこと。
これは、AIがいくら普及しても変わりません。むしろ、AIに最適化していく時代だからこそ、人間特有の「ターゲット理解の深さ」が差別化要因になっていくんですね。
クリエイティブの質
動画でも画像でも、人の心を動かすクリエイティブの本質は、何ひとつ変わりません。
AIで量産できる時代だからこそ、「人にしか作れないクリエイティブ」の価値は、むしろ上がっていく。
大量生産の時代に手作りの価値が上がる、というのと、構造としては同じだと思っています。
データドリブンの判断
感覚で判断するのではなくて、データで判断する。
これは2026年でも、5年後でも、変わらない普遍の原則だと、私の中では位置づけています。
地方中小企業がAI時代に取るべき具体的なアクション

では、地方中小企業の現場で、何から始めるのが現実的か。3つに絞ってお伝えします。
自社の「指名検索数」を毎月モニターし始める
Google Search Consoleで、自社ブランド名(会社名・サービス名)の月間検索数を、毎月記録し続けることから始めます。
これが上がっているかどうかが、これからの認知戦略の成否を分けていく指標になります。
動画広告の小額テストを始める
YouTubeかTikTokの動画広告を、月3〜5万円の小額からスタートさせる。
クリエイティブを学習する時間そのものが、これから最大の投資価値になっていくと、私は感じています。やったことがある会社と、ない会社の差が、これからどんどん広がっていきます。
「AIに引用されるコンテンツ」を意識した記事を作る
自社サイトのブログ・コラム記事で、独自の数値・経験談を増やしていく。
これが、AI検索時代における最大の集客資産になります。私自身、ソラノデザインのブログを6年積み上げて、ようやく実感しているところです。
結論として|AI時代こそ、広告の本質が問われる
AI検索の浸透によって、検索広告の役割は確かに変わります。
けれども、広告全体の価値はむしろ上がっていく、というのが、私の中での結論です。
認知獲得・ブランド形成・指名検索創出という、広告本来の役割が、これまで以上に重要になっていくからなんですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。具体的な打ち手のすり合わせが必要であれば、お問い合わせフォームからご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。