NEWS / COLUMN

Yahoo!広告で効くキーワード戦略|「Google広告で取れないユーザー」を取りに行く

Yahoo!広告で効くキーワード戦略|「Google広告で取れないユーザー」を取りに行く

いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。

「Google広告のキーワードリストをそのままYahoo!広告にコピーすればOK」――。これは、多くの広告主様がやってしまわれがちな失敗パターンです。

Yahoo!広告とGoogle広告は、ユーザー層も検索行動も別物です。同じキーワードでも、効果がまるで違うことがあります。今回は、Yahoo!広告で本当に効くキーワード戦略を、運用実体験ベースで率直に書いていきます。

 

Yahoo!検索とGoogle検索の「検索行動の違い」

検索クエリの長さ

Yahoo!ユーザーは、Googleユーザーに比べて短いクエリで検索される傾向があります。「金沢 ホームページ」のような2語検索が多く、ロングテール(3語以上)の比率はGoogleより低い、という肌感です。

検索意図の違い

Googleユーザーは「具体的な解決策」を探す傾向が強い。Yahoo!ユーザーは「情報全般」を探す傾向。同じキーワードでも、刺さる訴求がそもそも違ってきます。

シニア層の独特なクエリ

Yahoo!のシニアユーザー様は、「○○ 値段 安い」「○○ 老人 向け」のような独自表現を使われることがあります。Google中心のキーワードプランナーでは、こうした表現は見落としやすいんですね。

Yahoo!広告で効くキーワード選定の3視点

Yahoo!キーワードアドバイスツールで独自データを取る

Yahoo!広告管理画面の「キーワードアドバイス」機能では、Yahoo!独自の月間検索ボリュームが取得できます。Googleキーワードプランナーとは数字が違うことが多い。Yahoo!オリジナルの判断指標として、必ず参照すべきだと感じています。

「情報系」KWに比重を置く

Googleが「解決系」「比較系」KWに強いのに対し、Yahoo!は「情報系」KWで強い、という感触があります。例えば:

  • 「ホームページ制作 とは」
  • 「Web集客 基本」
  • 「広告 始め方」

こうした情報収集型のKWは、Yahoo!の方がCPC(クリック単価)が安く、CVR(成約率)も悪くないケースがあります。

シニア層が使う「言い回し」を加える

シニア層の方々がよく使われる表現を、キーワードに含めていきます。例えば:

  • 「ホームページ 頼みたい」(Google「依頼」より親しみやすい)
  • 「広告 お安く」(「コスパ」より丁寧)
  • 「集客 手伝ってほしい」

これらは、Google向けのキーワード戦略では見落としがちですが、Yahoo!ユーザー層には深く刺さる表現たちです。

キーワードマッチタイプの使い分け

完全一致(Exact Match)

意図が明確なKWは、完全一致で確実に取りに行きます。例:「金沢 ホームページ制作」「石川県 Webマーケティング」など、地域+業種KWは完全一致が推奨です。

フレーズ一致(Phrase Match)

キーワードを含む検索クエリで配信する設定。地域KWを含んだ、多様な検索行動を捕まえたい時に有効です。

部分一致(Broad Match)

関連語にも配信する設定。配信量は増えますが、無駄打ちのリスクも高い。除外KWと併用して使うのが基本です。

除外キーワードの戦略

必ず除外すべきKW

  • 「無料」(無料サービス目的のユーザー)
  • 「求人」「採用」「アルバイト」(自社事業と無関係)
  • 「比較サイト」「ランキング」(情報収集中で買わない可能性高)
  • 「テンプレ」「自作」(自分でやろうとしているユーザー)

業種特化の除外KW

業種ごとに、「絶対CVに繋がらない」KWを除外していきます。例えばホームページ制作なら、「無料ホームページ作成」「ホームページ ビルダー」など。これを最初に除外しておかないと、無駄打ちで予算を浪費する構図に、確実にハマります。

Yahoo!広告で「特に効く」キーワードパターン

地域+業種+年齢層含意

「金沢 弁護士 相談」「白山市 介護 相談」「能登 不動産 売却」など、地域+業種+シニア層向けKW。Yahoo!の年齢層と一致するため、CVRが特に高くなる傾向があります。

業務系BtoB KW

「業務効率化」「経費削減」「DX推進」「人材確保」などの、BtoB業務系KW。Yahoo!のビジネス層との相性が良いです。

「●●とは」「●●の選び方」系

情報収集型KW。Googleでは検索意図が浅いと判断されがちですが、Yahoo!ではCV率が悪くないケースが多い。じっくり読んでくださるユーザー様が多い、という肌感です。

失敗例:「Google広告のKWそのままコピー」で失敗した事業者

事例:金沢の中小Web制作会社

「Google広告のKWリスト300個を、そのままYahoo!広告にコピペ」して運用を開始されたケース。3ヶ月でYahoo!広告経由のCVはゼロ。CPCだけが消費される展開になってしまいました。

その後、Yahoo!特有の「情報系KW」と「シニア向け表現」を含めたKWに切り替えたところ、3ヶ月後にYahoo!広告経由のCVが月2件発生するように。「Google広告とは別軸の運用が必要だ」と痛感されたケースだったと聞いています。

余談として、私たち自身も、ソラノデザインを立ち上げた頃には「Google広告で勝てているからYahoo!も同じでしょ」と高を括っていた時期がありました。回してみて初めて、別物だと気づいたんですね。机上ではなく現場で気づく――これは広告運用の宿命みたいなものだと感じています。

キーワード調整のPDCAサイクル

週次:検索クエリレポートを確認

実際にどのキーワードで配信されたかを、毎週確認していきます。想定外のKWで配信されていれば除外、効果の良いKWは完全一致に追加する。地味な作業ですが、ここが効率の土台になります。

月次:CVRと予算配分を見直し

KWごとのCV単価を分析して、効率の悪いKWの停止、効率の良いKWへの予算集中を実施します。

四半期:キーワード戦略全体を再設計

市場変化、ユーザー行動の変化を踏まえて、3ヶ月ごとにKW戦略の全体像を見直します。これをやらないと、いつまでも古いKWで運用し続けてしまう構図にハマります。

キーワードプランニングの実務ツール

Yahoo!キーワードアドバイスツール

Yahoo!広告管理画面内のツール。Yahoo!独自の検索ボリュームと提案KWが取得可能です。

Yahoo!リスティング広告 検索ニーズ調査

有料ですが、Yahoo!独自の検索ニーズ調査レポート。シニア層・地方層の傾向把握に有効です。

サジェスト調査

Yahoo!検索バーに業種KWを入れて、サジェスト候補を観察する地道な手法。Google検索とは違うサジェストが出てくることが多く、新しいKWの発見に繋がります。

地方中小企業向けの「現実的なKW選定」フロー

  1. 主軸KW10〜30個を選定(地域+業種、業種+意図)
  2. Yahoo!キーワードアドバイスでボリューム調査
  3. 除外KWを30〜50個事前設定
  4. 月予算3〜5万円で初期運用
  5. 2〜4週で検索クエリレポートをもとに調整

まとめ|Yahoo!広告は「Google広告とは別のKW戦略」が必要

Yahoo!広告のKW戦略は、Google広告のコピペでは効果が出ません。Yahoo!特有のユーザー層・検索行動を理解した上で、独自に設計し直すことが必要だと感じています。

もう一度繰り返したい言葉があります。Yahoo!広告のKW戦略は「Google広告のコピペ」ではなく「独自設計」。この前提に立つだけで、CPCもCVRも、見える数字が変わってきます。

ご自身の事業に当てはまる部分がもしあれば、まずは現状の棚卸しからお手伝いできます。お気軽にお声がけください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。

Related Service

この記事に関連するサービス

記事で取り上げた施策は、「運用支援の窓口」が
サービスとしてご支援しています。

アクセス

〒920-0852
石川県金沢市此花町5番6号
ライフ金沢第1ビル 601A
営業時間: 平日10時〜19時