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BtoB vs BtoC|業態が違えば「広告戦略の勝ち方」も根本から違う

BtoB vs BtoC|業態が違えば「広告戦略の勝ち方」も根本から違う

いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。

 

広告戦略」と一括りで語られがちなんですが、BtoB(法人向け)とBtoC(消費者向け)では、勝ち方が根本から違います。

媒体も、予算配分も、クリエイティブも、判断指標も――。全部、変わってきます。

 

私たちソラノデザイン合同会社は、BtoBの運用支援の窓口(Webマーケ支援事業)と、BtoCの自社EC「Fresk」(化粧品ブランド)の両方を運営しています。両方を回してきたからこそ見える「BtoBとBtoCの本質的な違い」を、今日は率直に整理してみたいと思います。

BtoBとBtoCで、何がそんなに違うのか

表面的な違いは、多くの人が知っています。「BtoBは検討期間が長い」「BtoCは衝動買いが多い」――こんな話ですね。

 

でも、運用上の違いは、もっと深いところにあると、私の中では位置づけています。整理していきます。

意思決定者の数とプロセス

BtoB:意思決定者が複数(担当者、上長、決裁者)。半年〜1年の検討期間が普通。
BtoC:意思決定者は1人(買う本人)。瞬間〜数日で意思決定。

この違いが、広告戦略のあらゆる側面に影響していきます。

1件あたりの単価とCAC許容範囲

BtoB:1件の契約単価が大きい(月10万円〜数百万円)。CACも数万円〜数十万円許容できる。
BtoC:1商品3,000円〜数万円。CACは数百円〜数千円で抑える必要あり。

 

当然、媒体選定もクリエイティブの作り方も変わります。「BtoBで効いた施策をBtoCに横展開する」――これがうまくいかない根本理由は、ここにあるんですね。

購入動機の構造

BtoB:「課題解決」「コスト削減」「リスク回避」など合理的。
BtoC:「欲しい」「楽しそう」「自分のため」など感情的。

「人は感情で買い、論理で正当化する」という有名な格言がありますが、BtoBはこの「論理で正当化」のフェーズが特に長い。BtoCは「感情で買う」の比率が圧倒的に高い。

 

同じ動画クリエイティブでも、訴求軸が全く違ってきます。

BtoB向け広告戦略の「型」

BtoBの広告戦略では、私の中では以下の型を基本にしています。

媒体選定:Google検索広告中心、SNSは補助

BtoBの購買は「いま課題を抱えていて、解決策を探している顕在層」を捕まえるのが鉄則。となれば、検索広告(Google・Yahoo!)が中心になります。

 

SNS広告(LinkedIn、Facebook広告)は「中長期的な認知獲得」用の補助です。すぐにCVは取れません。BtoBでSNSに広告を全振りすると、たいてい失敗する――これは、私の経験則です。

キーワード戦略:「業務系」「課題系」KW中心

BtoBで効くキーワードは「採用管理 システム」「在庫管理 効率化」「経費精算 自動化」のような業務系。「●●とは」のような認知系よりも、課題が顕在化したワードが優先になります。

ランディングページ:BANT情報の段階開示

BtoBのLPでは、すぐに問い合わせフォームを出すよりも、まず「課題」「ソリューション」「事例」を見せ、信頼を作ってから問い合わせさせる構造が有効だと感じています。

 

「信頼=警戒していない状態」と私の中で定義づけているんですが、BtoBは特にこの「警戒を解く」プロセスが必要なんですね。

BtoC向け広告戦略の「型」

BtoCは、こう変わります。

媒体選定:Meta(Instagram・Facebook)広告、TikTok広告中心

BtoCは「興味喚起→衝動購入」の流れを作るのが鉄則。Instagram・TikTokの動画広告が、圧倒的に強いです。

 

Freskの場合、売上の70%以上がInstagram広告経由。Google検索広告は「指名検索(ブランド名)」の刈り取り用としてのみ稼働させています。同じ「広告運用」と言っても、BtoBのソラノデザインとは媒体配分がまったく違うんですね。

クリエイティブ:「世界観」と「即時性」

BtoCはクリエイティブが命です。商品の機能説明ではなく、「使った後のライフスタイルが想像できる映像」「ユーザーレビュー」「ビフォーアフター」が刺さります。

 

Freskでは、商品スペック説明の動画より、「実際に使っているユーザーの30秒動画」のCPAが3倍良いです。「スペック」より「シーン」――これが、BtoCの鉄則だと位置づけています。

ランディングページ:購入までの導線を最短化

BtoCのLPは「即購入できる導線」が必須。スマホで指1本タップで購入完了する流れにしないと、離脱します。

BtoBとBtoCの「予算配分」の決定的な違い

これがおそらく、最大の違いです。

BtoB:「少ない予算で深く取りに行く」

BtoBは1件あたりが大きいので、月10万円〜30万円の予算でも、月1〜3件のリードが取れれば十分です。少ない予算で「狙ったキーワード」だけ攻めます。

BtoC:「大きい予算で広く撒く」

BtoCは1件単価が小さいので、月50万円〜数百万円規模の広告で広範囲に撒き、CV率を最適化していくモデルになります。

 

Freskでも、年商が伸びるたびに広告予算を比例増額しています。「広告は固定費ではなく、変動費」――BtoCはそういう感覚で予算を回していくのが、私の中では合っているなと感じます。

BtoB・BtoC それぞれの実体験

BtoB実体験:1キーワードに集中投下した話

ソラノデザインの運用支援の窓口では、立ち上げ当初「金沢 Webマーケティング」「石川県 集客支援」など5キーワードに月5万円集中投下。

 

月1〜2件のリードが安定し、CACは約2万円。1件成約すれば10〜20倍で回収できました。BtoBは、こういう「少額で深く」が効きます。

BtoC実体験:クリエイティブを毎週更新し続けた話

Freskでは、Instagram広告のクリエイティブを毎週1〜2本ペースで更新しています。これは、絶対サボれません。

 

同じクリエイティブを2週間以上回すと、CPAが約1.5倍に悪化します。BtoCの広告運用は「コンテンツ生産が止まる=負け」――これは、何度繰り返してもいいくらい大事な原則だと、私の中では定義づけています。

「両方やる」企業が知っておくべき罠

BtoBとBtoCの両方を運営する企業(自社EC+法人向けサービスなど)が陥る罠を、私自身の経験から共有しておきます。

同じ媒体で同じやり方をしてしまう

BtoBで効いたGoogle広告の手法を、BtoCにそのまま流用してCPAが暴騰する話、本当によくあります。媒体と訴求は、完全に分けて設計すべきです。

予算配分を機械的に分けてしまう

「BtoB:BtoC=半々」のような機械的配分ではなく、各事業のフェーズに応じて配分すべきだと感じています。立ち上げ初期は、片方に集中する方が成果が出ます。

共通のクリエイティブ担当者で回す

BtoBとBtoCの世界観は、全く違います。同じ担当者が両方作ると、どちらも中途半端になりがち。理想は、分けることだと考えています。

 

これは、Fresk立ち上げ初期に私自身がやらかした失敗でもあります。同じデザイナーにBtoB資料とBtoC広告クリエイティブを両方頼んでいた時期があって、どちらも「無難だけど刺さらない」感じになっていました。

ここまでの振り返り|自社がBtoBかBtoCか、まずそこから設計

広告戦略を立てる前に、まず自社の事業がBtoBなのかBtoCなのか、両方ならどちらが主軸かをはっきりさせる。これが、出発点だと、私の中では位置づけています。

 

「自社はBtoBなのかBtoCなのか」――。当たり前すぎる問いに見えますが、ここを言語化しないまま広告を回している会社は、本当に多いです。大事な前提なので、もう一度書いておきます。

気になる部分があれば、まずは無料相談で頭の整理からご一緒できればと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。

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