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Shopify・BASE・STORES・Makeshop・WooCommerce比較|中小企業の最適なカート選び

Shopify・BASE・STORES・Makeshop・WooCommerce比較|中小企業の最適なカート選び

いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。

「ECを始めたいのですが、Shopify・BASE・STORES・Makeshop・WooCommerce、結局のところどれがいいんでしょうか?」――この質問は、私たちソラノデザインへのご相談でも、本当にダントツで多いものの一つです。

 

正直に申し上げて、「答えは一つではないんですよね」というのが、毎回の私の最初のお返事です。商材によって、体制によって、目指すフェーズによって、最適解が変わるからです。今回は、その辺りを率直に整理してお話しします。

そもそもECカートの「種類」を理解する

カートを比較する前に、まず種類の違いだけ整理させてください。同じ土俵で比べていないと、選定の判断がぶれていきます。

  • ASPカート(クラウド型):Shopify / BASE / STORES。月額利用料を払って借りる形です。
  • パッケージ型:Makeshop / カラーミー。中規模事業者さん向けの、カスタマイズ可能型。
  • オープンソース型:WooCommerce / EC-CUBE。自由度は最大ですが、開発と保守の体制が必要になります。
  • モール型:楽天市場 / Amazon / Yahoo!ショッピング。集客力は強いものの、自社のEC「サイト」は持てないんですね。

今回は、自社ECサイトとして使う前提のASP・パッケージ・オープンソース、計5つのカートを比較します。モール出店は別のクラスター記事でじっくり扱うので、そちらに譲ります。

Shopify|世界シェアNo.1、迷ったらまずここ

2026年現在、私たちが中小企業さんからのご相談で「とりあえずShopifyから検討してみては」とお伝えする機会は、本当に多いです。理由はシンプルで、機能・拡張性・コスト・将来性のバランスが、頭一つ抜けているからなんですね。

Shopifyの強み

  • テンプレートが洗練されていて、ブランド感を出しやすい
  • アプリ(拡張機能)で、ほぼ何でも追加できる
  • 越境ECに、そのまま対応できる
  • Instagram / TikTok / Google ショッピングとの連携が、公式で強い

Shopifyの弱み

  • 日本独自の決済・配送習慣(コンビニ後払い等)は、アプリ追加が必要になる場面が多い
  • アプリ課金が積み上がると、月額が思ったよりかさんでくる
  • カスタマイズに「Liquid」という独自言語の知識が必要

 

私たちFreskもShopifyで運用しています。3年運用してきての率直な感想は、「最初の半年は学習コストがあるのですが、慣れるとこれ以外考えにくい」。世界観で売るブランド型ECとは、特に相性がいいと感じています。

BASE|とりあえず無料で始めたい人の入り口

BASEは「無料でEC始められます」というキャッチで広く知られている、国産のASPです。初期費用ゼロ・月額ゼロ(決済手数料のみ)で始められるので、本当の意味でゼロ円スタートが可能なんですね。

こんな事業者に向く

  • まずは月商10万円規模を試してみたい
  • ハンドメイド・小ロット商品で、個人事業者寄り
  • ECに本格投資する前に、まずやってみたい

注意点

決済手数料が他のカートに比べて、やや高めです(販売価格の6.6%+40円目安)。月商が一定を超えると「Shopifyに乗り換えた方が、手数料総額が下がる」分岐点が来ます。だいたい月商30〜50万円のラインが、乗り換えを検討するタイミングだと、私の中では考えています。

STORES|国産ASPの安定株、デザイン重視派に

STORESは、BASEと並ぶ国産ASPの代表格。デザインテンプレートのトンマナが洗練されていることと、予約・サブスク・実店舗連動などの周辺機能が、国内事情にフィットしているところが強みです。

向いている商材

  • カフェ・レストラン・サロンなどの、予約と物販の両立
  • 日本国内向けの、シンプルなアパレル・食品・雑貨
  • 定期購入を国内で完結させたいモデル

金沢でも、飲食店や雑貨店がSTORESで立ち上げる事例は、増えてきています。Shopifyほどグローバル志向ではなく、日本特化の運用がしやすいんですね。

Makeshop|中規模事業者の堅実な選択肢

Makeshopは、GMO系列の老舗ASPです。年商数千万〜数億規模の中規模ECで実績が多く、機能数では国内トップクラスだと感じています。

強み

  • 大量商品・大量注文に耐えられる管理画面
  • BtoB向け機能(卸価格設定、会員ランク別表示など)が、標準で装備されている
  • 日本の決済・配送・税務に、最初から強い

弱み

月額料金がShopifyやSTORESより高めなので、年商数百万円以下のフェーズだと、オーバースペックになりがちです。「これからECを始める」という段階だと、Makeshopは少し重いかもしれません。

WooCommerce|WordPressユーザーの選択肢

WooCommerceは、WordPressにEC機能を載せる、オープンソース型のプラグインです。すでにWordPressでサイトを運用している事業者さんにとっては、選択肢に入れたいカートだと言えます。

こういう人に向く

  • すでにWordPress中心でメディア運用している
  • サイトのデザイン・機能を、細かく自由に作りたい
  • 制作会社や社内エンジニアと連携できる体制がある

注意

サーバー保守・セキュリティ更新は、自社(または委託先)の責任になります。Shopifyのように「アップデートを勝手にやってくれる」世界ではないんですね。運用責任が増える代わりに、自由度は最大、というトレードオフです。

5カート比較表|年商レンジで選び分ける

これまでの内容を、よくある年商レンジ別の推奨カートとして、ざっくり整理します。

  • 月商〜30万円:BASE / STORES(無料スタート優先)
  • 月商30〜200万円:Shopify(拡張性とブランド作り両立)
  • 月商200〜500万円:Shopify / STORES Pro(プロプランの併用)
  • 月商500万円〜数千万円:Shopify Advanced / Makeshop
  • 制作会社・社内エンジニアあり:WooCommerce / EC-CUBE

「迷ったらShopify」と書きましたが、これは中小企業EC全体の、だいたい7割に当てはまる目安です。残りの3割は、商材特性・チーム体制・予算で、個別判断が必要になります。

カート選定でやりがちな3つの失敗

月額料金だけで決める

「BASEは無料だからBASEで」というのは、典型的に危険な判断だと感じています。決済手数料・アプリ課金・乗り換えコストまで含めた、3年総額で比べないと、本当の安さは見えてこないんですね。

商材との相性を考えない

越境前提なのに国産ASPを選ぶ、定期購入が主軸なのに対応の弱いカートを選ぶ、といったケース。商材の特性とカートの得意分野を、照らし合わせるところが最初の一歩です。

3年後の姿を描かずに選ぶ

「今だけ」で選ぶと、月商が伸びたタイミングで必ず乗り換えが発生します。乗り換えは、データ移行・SEO評価のリセット・スタッフの再教育がついて回るので、最初から「3年後にもこれで戦えるか」を見て選んでください。

 

3年後を見て選ぶ。少し間を置いてもう一度お伝えしますが、ここが「目先の安さ」に勝つ視点だと、私の中では確信しています。

最後に|カート選びは「商材 × 体制 × 3年後」で決まる

ECカートの選定は、月額料金や機能数だけで決まるものではありません。商材との相性、運用体制、3年後にどのフェーズまで成長させたいか――この3つを並べて、初めて選ぶべきカートが見えてきます。

 

Freskを3年Shopifyで運営してきた立場からも、「カートは事業の伴侶」だと感じています。途中で乗り換えるのは、想像以上にコストがかかるんですね。だからこそ最初に、慎重に、しかし覚悟を持って選ぶことを、私としてはおすすめしたいところです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。具体的な打ち手のすり合わせが必要であれば、お問い合わせフォームからご連絡ください。今後とも、宜しくお願い申し上げます。

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