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ローカルパック(マップ上位3件)に入るための条件|金沢の店舗で実証してきた仕組み
目次
いつもご覧いただき、ありがとうございます。運用支援の窓口の角田です。
私が、事業の領域選定をするときに、必ずやることがあります。
市場規模を「金額」で見るのではなく、その業界のTOP20の企業・ブランドの顔ぶれと、それぞれの売上を見にいく、という作業です。1位から20位までをまず俯瞰した上で、自社が20位、50位、100位に入ったときの売上を、現実的に見積もる。
「1位を取れる」「ブルーオーシャンだから勝てる」という見立ては、たいてい現実離れしている、というのが私の経験則です。
20位や30位でどれくらいの利益が出るか、その業界の30位くらいの顔ぶれを見てから判断する。これが、私のやり方として固まってきました。
MEOのローカルパック攻略の話を書こうとして、なぜか先にこの市場調査の話を書いたのは、ローカルパック攻略でも結局のところ同じ視点が要るからです。
「マップ上位3件」というのは、業種×地域のローカル市場での「TOP3」を取る勝負。実際に上位3件にどの店舗が並んでいるかを見て、自分が3位に滑り込める現実性があるかを、まず判定する。
今回は、ローカルパック攻略の本質を、その視点で整理していきます。
ローカルパックとは|検索結果で最も目立つ位置

ローカルパック(マップパック)は、地域名×業種で検索したときに表示される「上位3件の店舗」のことです。
検索結果ページの最上部に大きく表示されるので、SEOの自然検索1位よりも、はるかに目立つ位置になります。
地図、写真、評価、営業情報が、一目で出てくる。スマホ検索では、特に大きく表示されるんですね。
地域内で「ローカルパックに常駐できる店舗」は、実質的にそのエリアの主要店舗として認識される存在になります。MEOで一番取りに行きたい位置だと、私の中では位置づけています。
「狙う前」に、上位3件の顔ぶれを見る

冒頭の話に戻ります。
事業領域を選ぶときと同じで、ローカルパックも「自分が3位に入れる現実性」を最初に判定するのが、本当に重要だと思っています。
具体的には、狙う「地域名×業種」のキーワードで、Googleマップを実際に検索してみる。
出てくる上位3件、そして10件目までの店舗を、ひと通り見にいく。それぞれの口コミ数・写真数・投稿頻度・自社サイトの充実度をチェックする。
これだけで、「自分が3位に入るために、競合より何を厚くする必要があるか」が見えてくるんですね。
競合店舗の口コミが300件・写真が80枚あって、自分の店舗が口コミ20件・写真5枚なら、まずやることは目に見えて分かる。
逆に、競合のGBPが手薄なら、半年以内に3位に入れる可能性も十分あります。
順位を決める3要素のうち、自分でいじれる2つ

Googleは公式に、ローカルパックの順位は3つの要素で決めると明言しています。
関連性、距離、視認性。このうち事業者がコントロールできるのは「関連性」と「視認性」の2つです。
関連性(Relevance)
検索キーワードと店舗情報の一致度。業種カテゴリ・サービスメニュー・店舗説明文の整備で上げていきます。
距離(Distance)
事業者ではいじれない、お客様との物理的距離。
視認性(Prominence)
世の中での「知られ具合」。口コミ数と質、写真数、投稿頻度、自社サイトの評判で決まる要素です。
関連性と視認性を徹底的に磨いていけば、距離の不利を超えてローカルパックに入ることは、十分可能だと感じています。
関連性を最大化する具体的な施策

- 業種カテゴリのメイン+追加カテゴリの最大活用(最大10カテゴリ)
- サービス・商品メニューの網羅的な登録
- 店舗説明文に地域名・業種関連語を自然に織り込む
- 最新情報投稿で地名・サービス名を継続的に発信
- 口コミ返信で関連キーワードを自然に使う
「あなたのお店は何のお店か」「どこにあるお店か」を、Googleに正しく理解してもらうための作業です。
情報の量と質、その両方が必要になってきます。
視認性は「半年〜1年の積み上げ」で生まれる

視認性のほうは、短期で買える要素ではなく、半年〜1年の積み上げで生まれていくものだと、私の中では捉えています。
- 口コミ数を競合上位より多く獲得
- すべての口コミに丁寧な返信
- 写真を最低40〜100枚揃え、月1〜2回更新
- 最新情報投稿を月2〜4本継続
- 自社サイトのSEOを並行強化(NAP一致が前提)
- 外部の媒体(食べログ・ホットペッパー・地域メディア等)への露出
逆に言うと、ここを着実に積めば、競合がそう簡単には真似できない優位性になります。
金沢で取り続けてきた知見

私たち自身、「金沢 ホームページ制作」のローカル検索で、長く1位を維持してきました。
ちょっと自慢のように聞こえるかもしれませんが、その経験から、いくつか伝えられることがあると感じています。
地名×業種を「レイヤー」で考える
「金沢 〇〇」だけでなく、「石川 〇〇」「片町 〇〇」「香林坊 〇〇」「白山市 〇〇」「能美市 〇〇」など、地名のバリエーションを洗い出して、それぞれで上位を狙う設計をしてきました。地域名は1階層ではなく、複数のレイヤーで考えるのがコツだと感じています。
自社サイトのSEOとMEOの「両輪」で勝つ
GBPだけでなく、自社サイトの「金沢 ◯◯」関連ページも、丁寧に作り込みました。MEOとSEOは別物ですが、自社サイトのSEOが強い店舗は、結果としてGoogleからの信頼度が上がり、MEOにも好影響が出ます。
継続性が最大の差別化
競合店舗のGBPを定期的に観察していると、ほとんどの店舗が「最新情報投稿が3ヶ月以上止まっている」状態でした。続けるだけで、競合の8割を上回れる──それがMEOの現実だと、私の中では位置づけています。
事業フェーズ別の攻略戦略

GBP立ち上げ初期(〜3ヶ月)
基本情報の完全整備、写真40枚以上の登録、最新情報投稿のスタート、初期口コミの集客導線設置。「土台作り」のフェーズになります。
継続運用期(3〜6ヶ月)
月次の投稿・写真追加・口コミ返信を回しながら、口コミ数を競合並みに増やしていく時期。順位推移を定点モニタリングしていきます。
上位定着期(6〜12ヶ月)
ローカルパック圏内に入ったら、その順位を維持しつつ、別の地名キーワードでも展開を狙う。複数キーワードでの上位化に挑戦していくフェーズです。
差別化は「丁寧さの積み上げ」でしかつかない

同じ業種・同じエリアで競合と戦うとき、差別化のヒントになる視点をいくつか共有させてください。
- 口コミの「具体性」(短い口コミより詳細な口コミを集める)
- 写真の「世界観」(量より質、世界観の統一感)
- 投稿の「テーマの幅」(販促だけでなく地域連動・人柄が出る投稿)
- サービスメニューの「網羅性」(競合より細かい単位でメニュー登録)
- 返信の「個別性」(テンプレ感のない返信)
すべて「丁寧さの積み上げ」で差がつく要素だと、私は感じています。
資本力で殴る競争ではなくて、地道な積み上げで決まる競争。
中小企業がローカルパックに本当に強いのは、こういう競争の土俵だからです。
自社も零細企業の側にいる人間として書いていますが、これは本当に予算のない側の味方になる土俵だと、現場で何度も感じてきました。
3位の現実性を見極めてから走り出す

冒頭の市場調査の話に、戻ります。
事業の領域選定でも、ローカルパック攻略でも、まずやるべきは「TOPがどうなっているか」を冷静に見ること。
1位を取れる夢を見るのではなく、3位に入る現実性を見極めてから走り出す。
1位を取れる夢を見るのではなく、3位に入る現実性を見極めてから走り出す。同じ努力でも、最初の見立てが結果を大きく分けるんですね。
マップ上位3件を眺めて、競合のGBPが手薄なら、半年で十分到達できます。
逆に、競合が手厚すぎてどうしても勝てないようなら、隣のエリアや、関連キーワードで取りにいくのも、もちろん選択肢です。
同じ努力でも、戦う場所を変えるだけで、結果は変わってきます。
ローカルパック攻略は、戦術より戦略の方が先。お客様の検索画面を一度、ご自身の目で見にいくところから始めてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。